日本史(主に平安〜鎌倉初期)について。 あくまでも、独り言で御座います。

闘鶏神社と弁慶社。
闘鶏神社1


闘鶏神社について以前も少し触れてましたが、前回は真夜中の訪問だった為に写真も暗く…;
今回は、ちゃんと明るい時分に御参りさせていただきましたので、その時の写真と合わせて、弁慶社についても触れておこうと思います。

闘鶏神社2


画像では良く解らないのですけれど(…すみません;;)、社殿は6棟御座いまして、西殿、本殿、上殿、中殿、下殿、八百万社の順に配列されております。
熊野12社造と呼ばれる社殿は、御壮健往時のままの姿を継承しているそうでございます。
各殿は、田辺市の文化財に指定されておりまして、それぞれの御祭神は下記の通りで御座います。

西御殿:速玉之男命、事解之男神
本殿:伊邪那美命
上御殿:伊邪那岐命、天照皇大神、宇賀御魂命
中御殿:瓊々杵尊命、鵜草葺不合命、火々出見尊、天之忍穂耳命
下御殿:火産霊命、弥都波能売命、稚産霊命、埴山比売命
八百萬殿:手力男命、八百万神

また、境内社と致しまして、以下の御社が御座います。

藤厳神社(摂社):田辺藩祖 安藤家初代領主 安東直次公
鶏姫弁財天(末社):市杵島姫命
玉置神社(末社):手置帆負命
十日戎神社(末社):戎人黒二神
弁慶社(末社):武蔵坊弁慶

闘鶏神社3


闘鶏神社には、素敵な像が多くてウキウキしてしまいます。
中でも矢張り一押しは、湛増弁慶の像で御座いますね〜!
見ているだけで、何だか御2人の親子っぷりが堪らないと申しましょうか…ダンディ〜湛増様の気品溢るる御姿や、2羽の鶏さん達のイキの良さが素晴らしいです。

闘鶏神社4


□ 弁慶社(べんけいやしろ)  

御祭神:武蔵坊 弁慶
例祭日:3月3日


闘鶏神社の境内社です。
弁慶没後、数百年経って建立された弁慶社は、闘鶏神社の中で最も新しい御社で御座います。

大河ドラマの影響もあっての事でしょうか。
2005年9月12日夜から13日にかけて、弁慶の御霊を移す遷座祭が大々的に執り行われたそうで御座います。
その後、2005年11月8日には、大河「義経」で武蔵坊弁慶役を演じられた松平健さんが、こちらを参詣されたそうで…。
ジーンズに革ジャン姿の(笑)松平さんは、ファンから花束を受け取って握手に応じたりされていたそうで御座います〜。
弁慶については、
「文武両道の忠臣で男らしい」と語られたそうで、えぇ…確かに、大河ではそんな素敵に純情オットコ前な弁慶様を演じられていらっしゃったなぁ〜と微笑ましく感じました。

闘鶏神社5


     ↑
 紀州田辺は弁慶誕生の地と伝わり
奥州平泉で弁慶が亡くなった事を悼み
植えられた弁慶松に祀られていた御霊。
 御霊は智仁勇を体現する忠孝の鑑で
町の繁栄を祈り、家内安全・社運隆昌
立身出生・衆災消除の信仰がある。


闘鶏神社6


     ↑
   弁慶社について

 西塔の武蔵坊弁慶は中世の傑僧である。
その生涯は、悲運の武将 源 義経に仕え、一の家臣として幾多の危機、苦難から救ったことで知られている。
後生、その様子は文学、芸能に表れ、智、仁、勇を体現した日本人の典型として大きな影響を与えた。
 出生地について諸説あるが、江戸時代の正徳三年(一七一三年)に刊行を見た「和漢三才図会」では、諸説を比較校合した結果、弁慶は熊野三山の別当湛増(一名湛真)の子に生まれたとの記述があり、また、当地においては、大庄屋の記録「万代記」(闘鶏神社蔵)に、熊野別当の家系に異形の童子が生まれ、幼児に都の公家に養われ、比叡山で修行した子が後の弁慶だと記されている。
 田辺地域には、弁慶誕生にまつわる産湯の井戸、産湯の釜、腰掛石などの遺物、遺跡が数多く残されている。なかでも、「弁慶松」は、弁慶が奥州衣川で義経を守り壮烈な立ち往生を遂げた報を聞き、その生涯を讃えて地元の人が植えたものと言われている。弁慶松は初代から五代目まで、片町の一角に植えられており、松の根方に弁慶大神のお社が設けられ、広く市民に親しまれていたが、昭和五十年に枯死し、現在、市庁舎前に植え継がれている。
 五代目弁慶松の伐採以降、弁慶松の寝方にあった弁慶大神のお社は、その後、有志の手により三十年の長きにわたり護られてきた。
今回、新たに弁慶社を建立したことにより、その精神を引き継ぎ崇め、ひいては、田辺生まれの弁慶が将来ともに語り継がれるよすがとなれば幸いである。
         平成十七年九月十二日
         弁慶社建立推進委員会



闘鶏神社には、源平当時の貴重な御宝物が保管されておりまして、神社の方に御願いすると見せていただく事が可能です。
明日は、闘鶏神社に残る御宝物について、記しておきたいと思います。

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