日本史(主に平安〜鎌倉初期)について。 あくまでも、独り言で御座います。

北辰の寺紋を掲げる本光寺さん。
本光寺01

こちらは、東京都大田区久が原の本光寺さん。
久が原図書館の直ぐ近くにある御寺さんなので御座いますが、何と申しましょうか…とても素敵な場所なので御座います。
良く通り掛かりに御参りをさせていただいているのですが、不思議と入りやすい雰囲気に惹かれるものが御座いまして。

以前、こちらの石段の下で、御亡くなりになられている小鳥さんと出逢った事が御座います。
野鳥ではあるのですが、何という鳥さんなのかは分からず…ただ、とても静かに終焉を迎えられた御様子で御座いました。
その御姿が今も忘れられず……どうして、あの小鳥さんは この御寺さんの前まで来られたのだろうかと思うと、無性に山門の奥へ進みたくなってしまいます。

本光寺02

↑石段上、山門の直ぐ先には松の木が御姿を見せておりますが…この門を潜る瞬間の感動は、何度通っても変わる事が御座いません。
小さくとも御立派な山門に引き続いているかのように待っていて下さるのは、大きな松の大木。
まるで松のトンネルみたいだと、わくわくしながら入らせていただいております。

境内に入った正面に、御本堂が御座います。      

本光寺03

□ 本光寺(ほんこうじ)

所在地:東京都大田区久が原
御創建:慶長2(1597)年
御開山:十乗院日能
宗 派:日蓮宗
山 号:法壽山


本光寺さんの御創建は、安土桃山時代 慶長2(1597)年の事。
文禄の役以降、休戦に入っていた日本と明との争いが再開した慶長の役の起こった年で御座いますね。
そんな時代背景が関係しているか否かは存じませんが、御開山は十乗院日能上人
日能上人は、本門寺12世 日惺上人の御弟子様のようで御座います。
ちなみに…慶長2(1597)年といえば、後に豊臣秀頼様、本多忠刻様の御正室となられる、徳川秀忠女 千姫様の御生年でも御座いますね〜。
高野山 奥の院千姫様の供養塔を訪ねた際にも少し触れておりますが、個人的に千姫様を描かれた物語等は好んで良く拝見させていただいておりますもので……。
本光寺さんは、千姫様と同い年の御寺さんなのだなぁと思うと、とても親近感を感じてしまいます。

文化年間(1804〜1818年)、洗足池畔の御松庵にあった 日蓮袈裟掛け松の旧跡が本光寺さんの所有となります。
然し、嘉永3(1850)年には それを堀之内妙法寺さんに譲渡されているようで…堀之内妙法寺さんは現在の杉並区辺りのようで御座いますが、随分と離れているような…;
現在も、旧御松庵である妙福寺さん門前にて日蓮上人袈裟掛けの松を見る事が出来ますね。

本光寺さんは、昭和31年に御本堂を改築され、現在に至っておられます。

   本光寺

 縁 起
慶長二年(一五九七)本門寺十二世日惺聖人の弟子日能聖人による開創。
本堂西側の七面堂に元禄十二年(一六九九)、紀州徳川家より寄進された七面天女像が安置されている。
かつて堂の向拝に懸けてあった鯉口も元禄十二年、紀州さらの方の寄進によるもの。
七面天女は元禄の頃より、末法の法華信仰の守護神としての信仰が盛んになり、この堂も久が原の七面天とよばれ多くの信仰を集め、現在に到る。



本光寺04

御本堂の左手に御座います、こちらは七面堂と呼ばれる御堂。
昭和48年に再建されているそうで御座います。
この堂内には、元禄12(1699)年に紀州徳川家より寄進されたという七面天女像が安置されております。
都内で私に縁ある社寺は大抵が紀州徳川家との繋がりを持っていたと伝わる所で御座います…例え偶然であったとしても、これは私には必然の縁なのだわ!!と、かなり強引に紀州と運命の糸を結ぼうとしている私だったり致します(苦笑)
七面天女は、日蓮宗で法華経を守護するとされている女神様で御座いますね。

ここで気になったのが、寺紋が陰陽七曜紋であるという事…。
星紋である七曜紋は、北斗七星を象ったもので“北斗星紋”とも呼ばれております。
千葉神社を御祀りされたという平良文様の御子孫も、七曜紋を使われたともいわれております。
つまり……妙見信仰と関係の深い紋であると考えられている、という事で……ここでも、妙見様…それから、良文様が連想されるので御座いますか…と、やや複雑な心境になってしまいました。
私にとって、妙見大菩薩や良文様とは一体どういう存在なので御座いましょう…。
私は考え過ぎてしまう癖が御座いますので、勝手な連想で どうしようもない思い込みをしている節も否めないのですけれど、それならば如何して こんなにも気になってしまうので御座いましょうか;

本光寺05

ややっ!??
なんて季節外れな写真を出して来てしまっているので御座いましょうか…相変わらず、季節感の無いブログで御座います事…(恥)

本光寺さんの境内は、一見広くは無いように思えますが、実は 敷地は予想以上に広域のようで御座います。
御堂裏には墓地、道路を挟んだ向かい側には、コンクリート建の参集殿のような会館も御座います。

本光寺06

いつも綺麗に掃き清められている御庭や季節に咲く美しい花々、御住職様に御礼を告げて帰って行く小学生の子供達の姿、頭上より降り注ぐ小鳥のさえずり…何となく、居心地が良く感じられるのも納得で御座いますね。

普段も昼夜問わず御門を開いていらっしゃるようで御座いますが、御会式等で人が多く集まる時には出店等も並んで、大変賑やかなようで御座います。

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Comment

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何だか、門が時代劇に出てくるお屋敷みたいですね(^^)

季節はずれでもいいんじゃないですか♪

それにしても、お寺の前でお亡くなりになられていた小鳥さん、きっとここには何か不思議な魅力があって、人生の最期の場所に決めたんでしょうね。
GAN | URL | 2008/11/14/Fri 23:26[EDIT]
>GANさん
山門、格好良いですよね〜!
夜中に こちらの前を通る事もあるのですが、手前の電話ボックスの明りと境内のライトで間接的に照明が当たっている この門を見ると、ついつい潜りたくなってしまいます。
で、時々ちょっとだけ潜っちゃうのですが(笑/門は ずっと開いているのです)、夜の境内も また荘厳で素敵だなぁと感動してしまいまして。
あんまり長居していると不審者だと思われそうですので、御参りをしたら そそくさと逃げるように出るのですが、中から再び山門を潜って外に出る感じが、また楽しくて///
こっそり、ひとり時代劇ごっことか出来そうだなと いつも秘かに考えてしまいます(恥)

あの小鳥さんも、きっと こちらで安らかに眠られたのだと信じております。
小鳥さんに導かれるように境内に入ってしまうのは、やっぱり何か不思議な魅力があるのかな〜と私も思います。

あ…季節外れでも良いですか…?あ、有難う御座います///
GANさんは、いつも本当に御優しい…!
どうゝね | URL | 2008/11/15/Sat 03:03[EDIT]
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