日本史(主に平安〜鎌倉初期)について。 あくまでも、独り言で御座います。

元 遥拝所の鹿島神社。
鹿島神社01

和歌山県日高郡みなべ町沖に浮かぶ信仰の島 鹿島には、古くより鹿島明神社が御祀りされていたと伝えられます。
元々、人の住まぬ聖域であった鹿島に鎮座されていた鹿島大明神を遥拝する為に、埴田には遥拝殿が設けられ、人々は そこから祈りを捧げられていたといいます。
私が鹿島を訪れた時、南島には御社が残されておりましたが、明治期に海上の島内より埴田側へと遷座されてからは、元宮、御旅所として大切にされているようで御座います。

こちらは、かつて遥拝殿があった場所――現在の鹿島神社で御座います。

鹿島神社02

□ 鹿島神社(かしまじんじゃ)

所在地:和歌山県日高郡みなべ町埴田
御遷座:明治42年7月30日(※鹿島鎮座の明神社より遷宮/創祀年代は不詳)
御祭神:武甕槌命、天照大神、速須佐男命、應神天皇、忍穂耳命、品蛇別命
旧 称:拝殿須賀神社


現在の鎮座地は、鹿島内の旧鹿島明神社を遥拝する為の拝殿があった場所で御座いました。
創祀年代は不詳で御座いますが、遥か古の時代より、自然信仰の対象として崇められておられたものと思われます。
万葉集に収録されている鹿島の御歌が詠まれたのが大宝元(707)年の事で御座いますので、その時点で 既に鹿島大明神として信仰されていたのであろうと考えられております。
恐らくは、それよりも以前に常陸国 鹿島神宮より鹿島の神様を勧請し、御祀りされていたので御座いましょう。

明治10(1877)年、三鍋王子社の御本殿を移築。
現在、御本殿は町指定の文化財となっております。

鹿島神社03

拝殿の前には、御祭神に対して1つずつ御賽銭箱が置かれており、それぞれに“ごりょうさん” “かしまさん” “おいせさん”と、平仮名で記されておりました〜。
合祀されているとはいえ、矢張り 御祀りされる神様毎に ちゃんと手を合わせて御挨拶したいですよね。
とても丁寧に御祭神の表記もなされており、初めて参拝する人でも分かりやすくて親しみやすい神社だなぁと感じました。

鹿島神社04

御本殿両脇には、幾つかの境内社が御座いました。
向かって左側には、参向館へと繋がる回廊を挟んだ向こう側に古刀比羅神社と稲荷神社の御社。
古刀比羅神社の御祭神は古刀比羅大神、稲荷神社の御祭神は蒼魂之神で御座います。
その手前横には、豊受社。
御伊勢外宮の御祭神、保食の神様である豊受大御神が御祀りされております。

御本殿の右手には、天神様と恵美須様を御祀りする天満社と恵美須社が御座いました。

鹿島神社05

通門手前の御参道脇には、町指定文化財でもある山桃の老樹さんがいらっしゃいました。
昭和8年には、和歌山県の天然記念物にも指定されていたそうで御座います。
当時は幹周が4.4メートルもあったのだそうで御座いますが、残念ながら主幹が枯死してしまったそうで…現在は、枝木が大きく成長して見る者の心を癒して下さいます。

古くから和歌にも良く詠まれておりますが、私が山桃の木に出逢ったのは、こちらが初めてで御座いました。
ちょっと調べてみて知ったので御座いますが、山桃は果物の桃とは別物なので御座いますね〜!
名前に“桃”が付いてはおりますが、バラ科の植物になるのだそうで御座います。
楊梅、山桜桃、火実等とも呼ばれておりますね。
いつか、実がなったところも拝見してみたいです〜。

  みなべ町指定文化財
   鹿島神社のヤマモモ

 当地は古来より鹿島に鎮座する鹿島神社の拝殿(遥拝所)で、小字も拝殿である。
境内には幹周一・五m以上の松が約三〇本、参道にも松並木が続いていたが、マツクイ虫の被害にあい全滅した。
 境内にあるヤマモモの老樹は、一九三三(昭和八)年の調査報告によると
「根元の周囲四・四m、地上一・五mの処で周囲二・七九m、枝木二本その周一・四二mと一・三六m、樹高十二・七二m、親木の根元は空洞となり御札の納め場所になっている」
と書かれている。
その後、親木(主幹)が枯死、日本の枝木(萌芽)が、周一・四m、一・六m余に成長している。
   二〇〇七(平成十九)年一月 みなべ町教育委員会



その他、鹿島神社には多くの文化財が伝えられております。

   文化財

�安藤直次関ケ原合戦に着用せる陣羽織(大正三年奉納)
�安藤直次公儀礼用偑刀一口(大正三年奉納)
�屋形舟(安藤直次が用いた船)
�御宝前(放映地震津浪記)(町指定文化財)
�嘉永七年甲寅大地震津浪之記(町指定文化財)
�楊梅(やまもも)の老樹(町指定文化財)
�鹿島神社本殿(町指定文化財) (南部町史による)



鹿島神社06

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旧暦七夕を過ぎて,旧盆エイサーも過ぎにければ・・・
ご無沙汰してます。
久しぶりに拝見すればまた和歌山に行かれたご様子。目的があれば日本くらいなら全国どこにでも飛んでいけるものですね。
 自分は旧暦七夕を鶴岡八幡宮の雪洞祭りを見て過ごした後,旧盆の沖縄に飛んで行っておりました。エイサーって知ってます?今年もまたたくさんの青年会と出会えましたよ!
 平敦盛のお墓参りをされましたか。自分は,勝連のアマワリのお墓参りをしてきました(読谷村)。
KI | URL | 2008/08/22/Fri 23:45[EDIT]
>KIさん
こんにちは〜。
確かに、目的があれば何処にでも行ってしまいます;
でも、特に和歌山は私にとって特別な場所のようで…何かと理由をつけては訪れているなぁと実感しております(笑)

KIさんは、沖縄へ行かれたのですね。
御盆の時期に行事として行われるエイサーを見た事は無いのですが、別の機会で何度か拝見させていただいた事は御座います。
私は沖縄の音楽や踊りがとても好きなので…島のあたたかさを感じられますね。
どうゝね | URL | 2008/08/25/Mon 03:44[EDIT]
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