
諏訪大社 下社 春宮の西隣には、砥川という綺麗な川が流れておりました。
その砥川の中には、小さな浮島が御座います。
古来より、砥川は暴れ川と称される程に流れの激しい川であったようで御座いますが、この浮島は どんなに川が荒れて大水になっても流される事が無いとして、下社七不思議の1つに数えられております。
清らかなせせらぎと淡い水に映える緑、そこに架けられた朱塗橋を渡って、浮島へ入る事が出来ます。
実は丁度、浮島を訪れる手前で、手持ちのメディア容量が一杯になってしまいまして;
駐車場まで引き返せば予備のメディアが幾つかあったのですけれど、時間の都合も御座いましたので、ここでは滅多に使用しない携帯電話で撮影する事に致しました。
携帯会社変更をする際、電話としての機能よりもカメラとしての機能を重視して機種を選んだのですが、流石は最近の携帯で御座いますね〜。
画素数云々以前に、フォーカスロックが使える事に心から感動させられてしまいました!
持つべきものは、文明の利器…携帯を持っていて良かったなぁと感じるのはこういう時で御座います…既に電話として扱われておりませんね(笑)

浮島には、春宮の御末社 浮島社が御祀りされております。
鎌倉期、幕府に仕える武将方が御射山の祭典に参列される際、先ず この川で御身を清められ、それから八島高原へ登山した事が伝えられております。
砥川は、春宮の祓戸なので御座いますね。

浮島社の御祭神は、祓戸大神――まさに、祓の神様で御座いますね。
春宮では毎年、6月30日の夏越大祓式は、この浮島社にて行われるそうで御座います。
小さな祠で御座いますが、こちらの四方にもちゃんと御柱が立てられておりました。

浮島社のある浮島から、その向こう岸へと架けられた朱の橋を渡って、更に奥へと進んで行きますと、畑の中にみのもんたさんが司会を務められている朝の報道番組「みのもんたの朝ズバッ!」で“首が伸びる石仏”として取り上げられていた万治の石仏が御祀りされておりました。
万治の石仏は、下諏訪町の文化財。
私も朝ズバッ!を見て その存在を知ってはいたのですけれど、まさか春宮の御近くだったとは露知らず…石仏が見えた途端、何で生まれて初めて来た諏訪で、見ず知らずの筈の個性的すぎる この石仏に見覚えがあるのだろうかと激しく思い悩んでしまいました…(苦笑)

パッと見ても良く見ても判らなかったのですが、万治の石仏は、なんと阿弥陀如来像なのだそうで御座います。
高さ2.7メートル、長さ4メートルの輝石安山岩の自然石に穴を開け、そこに63センチメートルの頭部を別の石で築いて刻み差し込まれているのだそうで…普通、石仏は1個の岩石等を刻んで造られますし、それより何より この外見、何とも斬新な御仏で御座います。
何となく、この国とは遠い国の石仏のように見えてしまいますね…個人的には、「天空の城 ラピュタ」の背景に見えても違和感が無いような気がするなぁという印象を抱きつつ、御参りをさせていただきました。
胸部分に彫られているのは袈裟。
逆卍、日、月、雲、雷 等、大宇宙をあらわす文様が刻まれ、胴部左側には“南無阿弥陀仏” “万治三年十一月一日 願主 明誉浄光 心誉広春”と記されております。
万治3(1660)年に彫られた石仏である事から、“万治の石仏”と呼ばれるようになったようで御座いますね。
その他、“えぼし石” “みたらしの石仏”とも呼ばれたようで御座いますが、里の方々からは“阿弥陀様”と呼び親しまれていたようで御座います。
願主として御2方の御名前が刻まれておりますが、僧籍等にも記録が残っておらず、謎に包まれているそうで御座います。
下諏訪の伝承によりますと、春宮に石造の大鳥居を建立される際、これを石材にされようとノミを入れられたそうで御座いますが、ノミを打った場所から血が流れ出したという事で御座います。
石工さんの夢枕に立たれた阿弥陀如来の御告げによって別の石材が見付かり、それに感謝して阿弥陀像を造られるに至ったと伝えられているそうで御座います。
万治の石仏と伝説
南無阿弥陀仏万治三年(一六六〇)十一月一日
願主明誉浄光心誉広春
伝説によると諏訪大社下社(春宮)に石の大鳥居を造る時この石を材料にしようと、ノミを入れたところ傷口から血が流れ出したので、石工達は恐れをなし仕事をやめた(ノミの跡は現在でも残っている)
その夜石工の夢枕に上原山(茅野市)に良い石材があると告げられ果してそこに良材を見つける事ができ鳥居は完成したというのである。
石工達は、この石に阿弥陀如来をまつって記念とした。
尚この地籍はこの石仏にちなんで古くから下諏訪町字石仏となっている
下諏訪町

世界的に有名な芸術家 岡本太郎氏は、諏訪大社の御柱祭へ来られた際に この石仏に巡りあい、
「世界中歩いているが、こんな面白いものは見たことがない」
と絶賛されたそうで御座います。
春宮の対岸側の入口付近には、岡本氏の筆による石碑も建立されておりました。
ちなみに…朝ズバッ!でも放送されておりましたが、首が伸びるというのは事実のようで。
その放送直後から観光客の見物が増え、周辺の安全確保の為に修復が行われたそうなので御座いますが、今年の春先に行われた修復作業の際に頭部の下から水や泥、更には御賽銭までもが発見されたそうで御座います。
首が伸びる原因は、それ以前の修複時に付けられた支柱に水が溜まり、水量の上昇や凍結による影響で頭部の位置が上がったり下がったりしていたのであろうという事で……不思議ミステリィに真相解明を求めるのは人間の性なのかもしれませんが、知らない方が良かったという事もあるような気がするなぁー…と、テレビを見ながら思った記憶が御座います。。


Comment
毎回クラさんの可愛さには感服します♪(*^ー^)
浮島って見たこと無いんですよね、イメージだと島に乗るとフワフワしてそうな・・。
でも首が伸びる石像は凄い・・作った人は伸びる現象も見越して作ったとか・・。
血が出る、ちょっと怖いですね、夏の怪談みたいな・・でも神秘的なお話ではありますよね。
人って探究心があるから何でも解明しようとするんですが、やっぱり秘密のままにしておいたほうが面白いってありますよね(^^)
例えばポケットには何が入ってるのかな?でもその中を知ってしまったらそのドキドキはそこで終わっちゃうものですからね。
浮島もミステリーのままで♪
浮島って見たこと無いんですよね、イメージだと島に乗るとフワフワしてそうな・・。
でも首が伸びる石像は凄い・・作った人は伸びる現象も見越して作ったとか・・。
血が出る、ちょっと怖いですね、夏の怪談みたいな・・でも神秘的なお話ではありますよね。
人って探究心があるから何でも解明しようとするんですが、やっぱり秘密のままにしておいたほうが面白いってありますよね(^^)
例えばポケットには何が入ってるのかな?でもその中を知ってしまったらそのドキドキはそこで終わっちゃうものですからね。
浮島もミステリーのままで♪
あ!これっ!
わたしもテレビでみたことがあるー!
すご〜い!諏訪大社のちかくだったんだぁ?
ラピュタっぽい・・・って、なんかわかる。
ちょっと巨人兵ににてるよね(笑)
わたしもテレビでみたことがあるー!
すご〜い!諏訪大社のちかくだったんだぁ?
ラピュタっぽい・・・って、なんかわかる。
ちょっと巨人兵ににてるよね(笑)
モチヅキ | URL | 2008/07/30/Wed 09:59[EDIT]
浮島といわれて、私が真っ先に想像するのは和歌山県新宮市の浮島の森なのですが、そちらと比べますと、こちらの浮島は中州という感じで、余り浮いている…という実感は無かったです。
あ、石仏様の首が伸びるようになったのは、修復の際に支柱を入れられた事が原因のようで(苦笑)
でも、血が出るのは凄いですね〜。
まだ仏様の御姿をされる以前から、生きていらっしゃったのですね。
探究心があるから、人は向上、発展していけるのですよね。
知ってしまうと、ちょっと残念な事もありますが、更に疑問を見出せて、どんどん追及していけたら、それもまた素敵な事ですよね!(←そうして歴史マニアになっていく私…;)
あ、石仏様の首が伸びるようになったのは、修復の際に支柱を入れられた事が原因のようで(苦笑)
でも、血が出るのは凄いですね〜。
まだ仏様の御姿をされる以前から、生きていらっしゃったのですね。
探究心があるから、人は向上、発展していけるのですよね。
知ってしまうと、ちょっと残念な事もありますが、更に疑問を見出せて、どんどん追及していけたら、それもまた素敵な事ですよね!(←そうして歴史マニアになっていく私…;)
どうゝね | URL | 2008/07/31/Thu 22:16[EDIT]
巨人兵…!
もう〜、言っちゃ駄目ですよぅ〜!…嘘です(笑)
モチヅキさんも、御覧になられていたのですね♪
みのさんの司会は、ついつい引き込まれてしまうので、なんとミステリィ!!と食いついちゃいました///
モチヅキさんは、不思議ミステリィは御好きですか??
もう〜、言っちゃ駄目ですよぅ〜!…嘘です(笑)
モチヅキさんも、御覧になられていたのですね♪
みのさんの司会は、ついつい引き込まれてしまうので、なんとミステリィ!!と食いついちゃいました///
モチヅキさんは、不思議ミステリィは御好きですか??
どうゝね | URL | 2008/07/31/Thu 22:18[EDIT]
色付きの文字9月に流鏑馬が行われるので、金刺盛澄の事を確認しようと検索していたら、このブログにたどり着きました。
下諏訪温泉で小さな宿を営んでおります。正確にご紹介を頂き感激しております。
ご存じの通り、万治の石仏は岡本太郎さんが世に出して数十年、朝スバッのおかげで叉一段と人気が出ました。マスコミの力は恐ろしい・・・
ちなみに、浮島は、どんなに雨が降って水量が増えても流されることのない中洲の島として諏訪の七不思議の一つとなっています。
下諏訪温泉で小さな宿を営んでおります。正確にご紹介を頂き感激しております。
ご存じの通り、万治の石仏は岡本太郎さんが世に出して数十年、朝スバッのおかげで叉一段と人気が出ました。マスコミの力は恐ろしい・・・
ちなみに、浮島は、どんなに雨が降って水量が増えても流されることのない中洲の島として諏訪の七不思議の一つとなっています。
こんにちは、コメント有難う御座います。
下諏訪温泉の御宿の女将様なのですね、素敵で御座います〜。
下諏訪の町の中を歩いている時、いろんな所から温泉がダーっと流れ出ておりましたのが非常に印象的で…次回は、温泉にも入りたいなぁと思っております。
万治の石仏に、浮島の不思議…その他にも色々と巡らせていただきましたが、諏訪の地は本当に奥深く歴史深く…もっと知りたいなぁと思わされるばかりで御座います。
今度は、和宮様の旧跡等も辿ってみたいと思います。
拙いブログでは御座いますが、よろしければ また遊びに来て下さいませ〜。
下諏訪温泉の御宿の女将様なのですね、素敵で御座います〜。
下諏訪の町の中を歩いている時、いろんな所から温泉がダーっと流れ出ておりましたのが非常に印象的で…次回は、温泉にも入りたいなぁと思っております。
万治の石仏に、浮島の不思議…その他にも色々と巡らせていただきましたが、諏訪の地は本当に奥深く歴史深く…もっと知りたいなぁと思わされるばかりで御座います。
今度は、和宮様の旧跡等も辿ってみたいと思います。
拙いブログでは御座いますが、よろしければ また遊びに来て下さいませ〜。
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