日本史(主に平安〜鎌倉初期)について。 あくまでも、独り言で御座います。

杉の合間に、竹のみほとけ。
お竹地蔵様01


高野山 不動坂口の女人堂向かいには、とても大きな御地蔵様の坐像が御祀りされております。
江戸期の女性 お竹さんによる御建立の この御地蔵様は、お竹地蔵様と呼び親しまれ、今も尚 こちらを通過される参詣者の方々を見守っておられます。

以前、山形の源平史跡を立て続けて更新した際、源頼朝様御創建の黄金堂を所有される正善院さんについても記しておりますが、そちらに御座いましたお竹大日如来堂も、“お竹さん”を御祀りされる御堂で御座いました。
お竹さんは、江戸時代の女性。
庄内地方御出身で、江戸へ出られた後は女中さんとして働かれたといわれております。
生前より大変信心深く、また とても清らかな精神を御持ちであられたようで、生仏様のように周囲の人々から篤い信頼を受けておられたと伝えられます。
御亡くなりになられた後は“お竹大日如来様”として御祀りされるようになり、現在も大勢の方々の信仰を集めていらっしゃるそうで御座います。
大日如来様は、宇宙そのものの絶対真理とされる真言密教の根本仏様で御座います。
お竹さんの没後、その御霊は神格化され、予てより信仰なさっておられた大日如来様と習合されて崇められるようになったので御座いましょう。

私が羽黒山出羽三山神社を詣でさせていただいたのは、高野山を訪れる1ヶ月と少し前…どちらも、元は女人禁制の聖地で御座いますので、私にしては随分と思い切った行為の連続で御座いました(苦笑)
羽黒山と高野山。
私が在住している東京でも、お竹さんの形跡に出逢う事が出来ます。
なんだか お竹さんと不思議な御縁が出来たような気がして、とても嬉しくなってしまいました。

…が、もしかすると こちらの“お竹さん”は、庄内御出身のお竹さんとは別人かも…しれません;
東京のお竹如来様に伝わる“お竹さん”の没年は、延宝8(1680)年。
正善院さんに伝わる没年は、寛永15(1638)年。
どちらにしても、江戸初期の御方という事になりますね。
然し、高野山のお竹地蔵様建立の“お竹さん”は、江戸末期の御方。
……“江戸”に“竹”という御名の信心深い女性がどれだけ居られたかと考えると、うぅん…矢張り別人のような気も致しますね〜…。
恥ずかしながら、高野山を御参りした時は そんな事には一切気付かず、こちらでもお竹様が〜!と無邪気に喜びつつ御挨拶させていただいてしまいました;|||
苅萱堂の石童丸様に引き続き、またしても とんだ勘違いの予感で御座いますー…あわわわ……も…申し訳御座いません。。

□ お竹地蔵(おたけじぞう)

所在地:和歌山県伊都郡高野町高野山
御建立:安政年間(1854〜1860年)


金剛峯寺さんの案内によれば、お竹地蔵の建立者は、江戸の横山竹さんという女性。
お竹地蔵様は、安政の大地震で亡くなられた人々の御霊を慰める為…それから お竹さんの御両親様の菩提供養の為に、30年間奉公をして稼いだ御金を費やして建立されたものと伝えられます。

   お竹地蔵の由来

 この地蔵尊は安政年間江戸の大地震で亡くなられた人々のため、又自分の父母の菩提のために自分の身を仏様に捧げて30年の年期奉公し身を粉にして働き蓄えたお金で建てられたお地蔵様です。
 建立された人は横山竹さんと申される女性で江戸(もと飯田町)のかたです。
女人堂前のお竹地蔵さんと崇められ、今なお多くの参拝者で線香の煙が絶えることがありません。
 お願い事は縁談、進学、子授、水子供養等をお聴き届け下さいます。
     総本山 金剛峯寺



お竹地蔵様02


お竹さんも女性で御座いますので、女人禁制の高野山聖域まで立ち入る事は出来ませんでした。
お竹地藏様は、信心深かった お竹さんの御心が具現化されたもの――御地蔵様は、唯一 地獄まで苦しむ人々を御救いに来られる尊い御仏といわれます。
高野山へ登られる男性方、そして 山上まで行く事が出来ずとも高野山へ登ってこられる信仰篤い女人の方々にとっても、この御参道入口は特別な場所であった事と思われます。
そんな場所で、女人堂と向かい合う形で静かに優しく微笑まれるような その御姿に、励まされ支えられた方々も多かった事で御座いましょうね。

お竹地蔵様03


…さて。
ここ暫く 高野山について書き進めて参りましたが、私が巡って参りました場所については ほぼ記させていただきましたので、明日よりは 別の地域の史跡等に移ろうかと思います〜。
そろそろ御伊勢さん辺りの事等もー……と思ったのですけれど、先月末の熊野にて田辺の奇絶峡に感動した〜!と記しておりましたので、先ずは そちらを。

高野山からは離れますが、明日以降も もう少しだけ和歌山の記事が続きます〜。

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(※以下、昨日の日記?で御座います)

上京してから ずっと行きたい行きたいと思っていた、栃木県 湯西川温泉の平家大祭…今年も行く事が叶いませんでした。
軽く落ち込みつつも、今日が初日、2日目…等と、大祭の様子を思い浮かべながら日々を過ごしておりました…ら、なんと昨日 不思議な御縁で平家大祭に合わせて湯西川温泉へ行かれた方と巡り逢いまして!
その方が撮影された御写真を拝見させていただき、あぁ…こういう感じで行われたのだなぁと 未だ見ぬ湯西川の光景に想いを馳せる事が出来ました。
個人的に見知った方々の御元気な御姿も写真越しに伺え、いろんな意味で心を癒していただきました。
湯西川の事、平家伝承の事、人間が生きる上で大切な理 等についても御話させていただき、とても素晴らしい時間を過ごさせていただきました。

然し、私と その方とは、一期一会の間柄。
その方は、偶然 通りがかりに私の通う場所に立ち寄られたというだけの事で、御住まいは都内でも かなり遠く、その辺りに来られる予定は もう無いのだとか…。
素敵な出逢いで御座いましたけれど、御互いに連絡先も知らぬままの御別れで御座いました。
けれど、然程 残念という事も無く…。
まさか、このようなところで こんなにも理解のある方に出逢えるなんて。
 こういう出逢いって、不思議ですね。
 今日、ここに立ち寄って 貴女に出逢えて良かったです

そう仰って下さった事が、何よりも嬉しくて…私も、この一生に1度の出逢いに感謝と感動を抱いております。
もしも、この御縁が未だ繋がっているのであれば、また何処かで相見える機会も御座いましょう。
その折には、是非 自己紹介や名刺交換等を行いたいな…と密やかに願っております(笑)

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