
長野県岡谷市、諏訪市、諏訪郡下諏訪町を取り囲む大きな湖、諏訪湖。
以前、竹生島詣の際にも琵琶湖に同様の印象を抱いていたのですけれど、瀬戸内育ちの私にとって、海でも川でも無い湖は正直、良く分からない不思議な存在で御座います;
海でも無いのに波の立ち、水平線まで見渡せる湖とは、一体何ぞや……と、今でも大きな疑問を抱いております(苦笑)
諏訪湖の間近まで訪れてみて…正直、残念に思いました。。
水際には沢山の魚の死体が上がっており、ゴミが溜まって水がよどみ…遠目には、あんなに奇麗に見えていたのに…と、何だか悲しくなってしまいました。
元々は、とても澄んで上質な御水であったという諏訪湖で御座いますが、高度経済成長期頃より生活排水等の影響で汚染が進み、現在のような状況になってしまったという事で御座います。
現在は行政や市民の方々の手によって、水質改善運動が行われているそうで御座いますが、失ってから気づく事がどれだけ大きいかったものかと、考えさせられてしまいます。
最近のエコブームの背景にある現代の深刻な環境問題、それが誰にとっても決して他人事では無いという事を、もっと ひとりひとりが しっかりと認識して、生かされている事に感謝すべきなのでは無いかなと思いました。
諏訪湖
海抜759m、周囲16kmで信州では一番大きな湖で、日本列島のほぼ中央にあたります。
遊覧船、ボート、ヨットを始め鯉、ふな、わかさぎなどの釣りも楽しめます。
また春秋にはめずらしい水平虹、冬は諏訪明神ご夫妻が再会のために湖の氷が帯状に裂け、せりあがると伝えられる御神渡りの現象が見られます。
武田信玄の石棺、武田勝頼と八重垣姫の悲恋物語など多くの歴史ロマンを秘めた湖です。
1周徒歩3〜4時間程度。
歩道が整備され、ウォーキングが人気です。

諏訪湖といえば、浄瑠璃や歌舞伎の演目で知られる本朝廿四孝において、八重垣姫様が武田勝頼様との恋を実らせる際に氷の張った諏訪湖を渡るという場面が御座います。
これは、恐らく創作なので御座いましょうけれど、“氷の張った諏訪湖を渡る”――これは、諏訪湖の御神渡伝説に肖って生まれた物語なのでは無いでしょうか。
寒い時期、諏訪湖全面が氷結すると、轟音と共に氷が裂けて、その裂目が山状に盛り上がるという自然現象が起こるそうで御座います。
これは、諏訪上社の御祭神 建御名方神が、下社の妃神様のもとへ通われる際に通られる御神路であると言い伝えられております。
いつか、生で見てみたいなぁとは思いますが、寒さに弱い私には厳しい野望かもしれません…(苦笑)
ただ、最近は温暖化の影響で この神秘的な風景も見られなくなってきているという御話も聞きました。
ここでも地球の環境問題について、考えさせられてしまいますね。
古来より語り継がれてきた伝説を、本当に昔話の中の奇跡のように語る未来が来ぬ事を願います。

諏訪湖にまつわる伝説は、もうひとつ御座いまして…。
武田信玄公の水中墓伝説というのが伝えられているそうで御座います。
これは、信玄公が その死に際に、死後3年間は自分の死を秘密にし、遺骸には甲冑を着せて諏訪湖に沈める事を命じられたと甲陽軍鑑に記述されている事に基づいているようで御座います。
何処かで聞いたような御話でも御座いますが、なんと今から22年前、湖底より一辺25メートルで菱形をした、謎の物体が発見されるという大ニュースが流れました。
これが信玄公の水中墓なのでは無いかと騒がれ、それ以降 様々な調査が行われてきたそうで御座います。
然し、泥深い湖底の調査は困難で、それが御墓であるという確証を得られる事は出来いまま、それは湖底窪地の影なのであろうという結論に至ったようで御座います。
今も多くの謎が残されているという水中墓伝説、歴史はミステリィで御座います〜。


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